トップ  >  南相馬の被災地・被災者支援便り

 3月11日、東日本大震災から2年目を期してNPO地球元気塾の新宿ふれあい広場の支援活動主任者とその学校仲間7人が福島県南相馬市で支援活動を継続的に展開している地球元気塾福島塾長、高島氏とともに義捐金を携えてワンボックスカーをレンタカーし、高島氏の先導車と2台で福島市から南相馬市を往復180K走って、被災地・被災者を慰問して参りました。

 

 皆様から寄せられました貴重な「カンパ金(義捐金)」は現地NPOの健康管理指導士福島塾長高島氏の進言もあり、被害者市民に少しでも行き渡るようにとの計らいで、南相馬市の災害対策本部の3名の職員と市庁舎で正式に面会し、直接手渡しいたしました。

 

 

 

 南相馬市に750戸点在する「仮設住宅地」の1カ所の被災者宅を訪れ、被災者2名の高齢の女性からいろいろなお話を聞く機会がありましたが、現地の被災者の物心両面の悲惨な状況からいつになったら脱せられるのか、自分達の遺された人生は仮設住宅住まいで終わってしまうのか深刻で悲痛な思いを感じました。ご両名にはご親切にもその後車に同乗し、津波被害の海岸側中心部を克明な説明を交えてご案内して頂きました。
 

 大地震、巨大津波と原発放射能の三重の甚大な被害にあった原町、飯高村、南相馬市を中心に訪れましたが、現在も放射能の影響の強い地区では日中にも拘らず、全く人影もなく、全員が退去しており、まさにゴーストタウンの様な状況でした。現地海岸側の東西北方面の壮大な平野地区は未だに想像を絶する光景が広がり、錆びついた耕運機、自動車や巨大なテトラポッドや墓石などが田んぼの中などに散乱し、放置されたままで、小さな花束が2−3か所で見られる程度で人影もなく、全く信じられない様な状態です。

 

 私達一人一人の力は小さいかもしれませんが、今回の様な小さな支援を通して、今現実に困っている被災者の方々が1日も早く元気な生活を取り戻せるように願っています。今回の旅は当初、多少のリスクや懸念を持っていましたが、現実に自分達の目で被災地を見て学んだことも多く、NPO地球元気塾として現地で支援活動を再度訪れることが出来たことは良かったと思っております。
NPO地球元気塾の皆様、今後も引き続きご支援を宜しくお願い申し上げます。


 

前
お仲間・リンク
カテゴリートップ
TOP
次
全国ふれあい広場便り

私たちの活動